Sunday 20 March 2011

怒涛の1週間。②喜怒哀楽

地震が起きたのは金曜午後、Hubbieが到着したのは土曜日。日曜日は元から親戚が実家に集まる予定になっていました。地震の後、どうしようか、という話になっていたのですが、滅多にあることではないし、これからまたいつ会えるか分からないし、ということで、結局集まることになりました。

集まったのは、叔母夫婦(母の妹)、その子供2人(私の従姉妹ですね)とその家族、私の姉夫婦。こんな風にして集まれるのは、結婚式などの行事の時以外には滅多にないので、一時ながらこういう風にして皆で集まれて、食卓を囲んでワイワイとできたのは幸せなことでした。家が近かったことで、幼い時には良く遊んだ従姉妹も私達ももう皆結婚したんだな~、と。忘れずに皆で記念写真も撮りました。またこんな風に集まれたらいいな~と思った1日でした。

いつもバタバタと強行スケジュールな私ですが、今回も例外ではありませんでした。笑。月曜からは2泊で長崎の予定となっていたのですが、これも私の祖母にBubを見せるという目的があったので、長崎行きの便は問題なく出ていたので、母に車で羽田まで送ってもらい、父とHubbieとBubと私の4人で行ってきました。Bubの曾おばあちゃんにもたくさん抱っこしてもらうことができて、Bubはずっとご機嫌でいてくれたのもとても助かりました。本来は最初の1日は移動だけ、その後2泊2日ののんびり旅行の予定も、気分はそんなに盛り上がるはずもなく、結局はテレビに見入ったり。でもせっかく行ったので、お昼はちゃんぽんを食べ、その足で急ぎ足で大浦天主堂とグラバー邸を見て来ました。その間父がBubをベビーカーに乗せて待っていてくれました。Bubは泣かずにおりこうに待っていてくれ、きれいな赤ちゃんですねと声もかけてもらったらしく、私達としても嬉しい限りです。笑。長崎から東京へ戻る便も、観光するために夕方の便だったのですが、それも停電なども心配だし、何かあっても明るいうちに行動できるようにと、午前の便に切り上げて東京に戻りました。これが水曜日。

木曜日は朝からやっぱりバタバタでした。Hubbie母とは連絡を取り合っているものの、やはり心配で仕方がないようでした。東京はもうほぼ普段どおりの生活を送っていると話しても、残念ながら原発のニュースなどばかりやっているのを想像すると仕方ない反応なのかもしれません。結局はその朝カンタスに連絡して、次の日の便でシドニーに戻ることを決めました。なんとなく覚悟はしていたものの、やっぱり辛かったです。ちょっとだけ泣きました。

シドニーに戻ることが決まったとなれば、もう時間がないので、Hubbieが来たらやりたいと思っていた、五月人形探しに出かけました。ガソリンはあまり使いたくないので、近くの町田市街に出かけました。母は最後だからと私の大好きなお寿司を食べに行こうと言ってくれ、デパートに行ってみましたが、計画停電などもあってどこもお休みでした。小さいお店はちょこちょこやっているものの、混雑していることが多く、Bubを連れて待つのは無理だったので、もう家に帰って食べようかという話になったのですが、運良くテーブルがあいたラーメン屋さんの前を通り、そこでお昼を済ませました。とっても寒い日だったので身体が温まりました。その後、数百メートル離れた五月人形やさんへ。ものすごい種類がありました。最終的にはHubbieに選んでもらい、飛行機用にパッキングしてもらいました。その他にベランダに飾れる大きさの鯉のぼりも。パッキングしてもらっている間は少し離れたサブウェーでコーヒーを飲みながら待ちました。というのも、あと数分で計画停電で電気が消える予定なので、あの道を境に向こう側は電気が消えないはず、というお店の人のアドバイスを聞いてのことでした。皆が協力しあって、生活が通常通りではないものの、通常通りに続けようと努力をするのは、精神的な安定をもたらすだけでなく、地域の安定もつながるんじゃないかな~なんて思ったひとときでした。パニックは人を普段と違う行動に導き、良い結果を生みません。

飾り物は全て、やはり飾りとして使う箱(よろいを腰掛ける箱)、の中に納まるようになっており、その箱の中でも壊れないように包んでくれていたのでチェックイン荷物として預けましたが全く問題無しでした。(ちなみにfragileで預けたのに、シドニーで受け取ったときにはもう札がなくなってました。笑)今はちょっと疲れがピークですが、落ち着いたら飾ってみようと思います。パパママ、どうもありがとう。

次の日にシドニーに戻るに当たって、計画停電や都市大停電などの可能性などが報道され始めていたので、急遽、その夜は水天宮のTCATから次の日成田空港へのリムジンバスに乗れるようにと、TCATに接続したホテルに宿泊しました。急遽シドニーに戻ることが決まったので、もう一度姉に会うことができないと思って意気消沈、その後ホテルに宿泊することが決まったことで、そこから徒歩数分の距離に住む姉に会うことができると分かったものの、大停電になる前に急いで仕事から帰宅しようとしていた父にはこのまま会えないかもとまた意気消沈。結局は用意に時間がかかり、そのうち父から地元の駅に着いたと連絡があったので、父をピックアップしてその足で都心に車で向かいました。都心に向かう道路はいつもより薄暗く、道路もビルも節電していることが見て分かりました。その甲斐あってか大停電も起こりませんでした。その夜は、出来合いのものででしたが、部屋に父母、姉夫婦、私達夫婦とBubで集まり、ご飯を食べることができたので、良かったです。私もこれで気分が若干落ち着きました。

その夜も東京は何度か揺れました。ホテルはギシーギシーと音をたててましたが、怖いという気持ちはありませんでした。でも全く眠れない夜でした。


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