Sunday 20 March 2011

怒涛の1週間。①地震

またしてもご無沙汰してしまいました。
皆様お元気にお過ごしでしょうか。

本来は3月末まで東京に滞在する予定でしたが、予定を繰り上げてシドニーに戻ってきました。帰って来いという人々にとっては嬉しいことのようですが、私達家族にとっては、到底そういう気分にもなれず、昨日はHubbie母が空港まで迎えに来てくれましたが、Hubbieも私も、疲れ過ぎていてあまり話もしたくない、というのが正直なところでした。

地震があった金曜日は、父、姉、義兄は職場に、母と私とBubは、週末に親戚が実家に大集合の予定だったので大きいスーパーで買い物を済ませ、自宅に戻り、家の掃除をしているところでした。Hubbieは仕事最終日、その夜に日本に向けて発つ予定でした。 その午後に大きな地震。我が家は東京の町田というところにあり住宅街の中にあるのですが、かなり揺れました。震度5弱だったそうです。揺れがいつもと違って長く、ひどくなっていく感があったので、テーブルの下にもぐるよりも、Bubを連れて、母と愛犬と庭に避難しました。道の電信柱なども大きく揺れていたし、怖かったです。

我が家(実家)は阪神淡路大震災以来、ご近所でも「え、そこまでしてるの」と言われるほど、万が一の備えはしっかりできていると思います。家族だけなら1週間は軽く庭にキャンプできるぐらいの備えなら十分にあります。懐中電灯も全ての部屋に、棚などもひっくり返らないように設置されています。そのお陰もあってか、お皿1つ割れずに済みました。化粧台の化粧水が2本床に転がったくらいです。

直後に市の緊急放送(大きなメガフォンが市中に様々置かれており、普段からちょっとしたお知らせやお年寄りの迷子などにもこれが使われています)が流れ、テレビで情報を得る様にとのことでした。テレビで見る映像は怖いものばかり。中継されるテレビで見る津波、そして何も気付いてないと思われる車が普通に何台も走っていてそのまま波に持って行かれてしまうシーンを見て、母と2人で逃げてとテレビに話してみてもどうにもならず、もどかしさでいっぱいでした。車の中で好きな音楽でも聴いていたら何が起こっているか分からないですよね。

少し経って、町田にあるコストコというお店で駐車場のスロープが崩壊し、車が数台巻き込まれた、ともやっていました。ここは当初の予定を前倒しして、前日の木曜日に出かけていました。運が良かったです。コストコというところに行ったことがある方は分かるかもしれませんが、通路は広いものの、倉庫のようなところでお買い物をするので、大きいものが所狭しと置かれています。木曜に出かけたときは子供連れのお母さん方が本当にたくさんいたので、こんなところで今回のような地震にあったら、生きた心地がしなかったのでは、と思います。

被害の実態が少しずつ分かると共に、その日の夜にシドニーを発つ予定のHubbieのことが心配になりました。そのうちテレビでやると思うけれど、こっちで地震があったこと、皆無事であること、でも結構被害が大きいようなので、まだシドニーにいるならもう来ない方がいいよ、そんなことを含めて連絡しました。2週間ぶりに会えると楽しみにしていた矢先のことだったので、Hubbieも冷静なようで、そうでもないような、とりあえず心配で仕方なく、東京にやってくることしか頭にないようでした。金曜のシドニーからのカンタス便は空港で数時間待たされた後に12時間遅延というお知らせがあったようで、その夜は一旦帰宅し、朝10時の便に乗るためにその早朝にまた空港に出直したようです。

そうなると迎えに行く私達の側も考えないといけないわけで。苦笑。車で普段は行くのですが、高速道路は通行止め。電車も普段どおりには走っていません。Hubbieは空港で誰かが待っていると思って飛行機に乗っているので、連絡が取れない可能性も考えると、どうにかして空港に行かねば、という気持ちが先行し、私はあまり冷静ではなくなっていた気がします。飛行機の到着時刻は夕方6時ごろ。その後両親が2人で行ってきてくれると言ってくれ、私はBubと2人でお留守番をすることになりました。特に父は地震当日は同僚などと共に都心の会社に残り、日が昇るのを待って、自宅に戻ったので、ほとんど寝ていなかったし、申し訳なかったです。地元の駅に送って行ったのが1時半過ぎ。普段どおり走っていない鈍行電車を乗り換えることによって、4時間弱で空港に到着、無事Hubbieと会えたと連絡をくれたときには本当にホッとしました。その後また乗り継ぎを繰り返し、また4時間くらいかけて地元に帰ってきたのは夜10時半頃。空港に向かう電車は満員電車のようだったそうで、荷物を持っている人々でさらにひどく、Bubがいたら到底無理だったとのこと、迎えに行ってくれた両親には本当に感謝です。遅い夜ご飯は、手巻き寿司でした。皆テレビに見入りましたが、とりあえず皆が無事に一緒に食卓に付けたことをありがたく思った夜でした。土曜日はこんな感じで過ぎていきました。

(姉も職場から帰れなくなっていましたが、恵比寿の職場近くのWestinホテルが軽食を無償で配布したり、毛布などを貸し出してくれたようです。結局その夜は同僚の家に泊めてもらうことができたようで、次の日に無事に帰宅しました。義兄は職場から家まで一応歩ける距離だったので、家に一旦帰って姉を迎えに行こうとしたようですが、車が混雑して身動きできず、諦め自宅待機でした。)

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