Thursday 28 October 2010

出産の記録。(1)

10月15日(金)
同僚に勧められ、TENSを購入することに。マタニティー専用のもので、とても使い勝手が良かったと言うので、痛みが少しでも軽減できるなら、と思いオーダーしました。翌火曜日に配送予定。

10月16日(土)
仲の良い同僚JaniceのHen doで、朝から皆でエステ、午後はVictoria Roomでハイティー。夜の部は私は欠席させてもらうことに。皆でその日のために作ったTシャツを着て参加し、Janiceを驚かせたりして、とても楽しかったです。私は妊娠後期にも入って足の爪を切るのに一苦労、と言う感じだったので、エステは木曜日の結婚式も考えてペディキュアをお願いすることに。参加者の中には私より予定日が2日早い女の子もいて話も弾みました。その中で、参加者の1人が、ペディキュアをしてその後すぐに破水した友達が2人いるよ~なんて言っていて、自分に限ってそんなことは・・なんてそのときは思っていたのです。

10月17日(日)
Maternity Leaveを取っている(そして私が彼女のポジションをカバー中)同僚が、赤ちゃんを連れてシドニーに来ているとのことで、近くのホテルだったし歩いて会いに行ってきました。赤ちゃんと言っても、もうだいぶ大きくなっていましたが・・・。産休に入っている間、Jervis Bayで家族3人で暮らしているので、なかなか会うこともできず、これが初めての赤ちゃんとのご対面♪一緒に朝食を食べて、話も久しぶりにできて楽しかったです。

そしてその後、朝からお掃除モード。掃除機をかけて、大きい箱などを捨てたり、冷蔵庫を一掃したり。だいぶ疲れましたが、きれいになって気分もスッキリ。夜はゆっくりお風呂に入って疲れを癒そう、と思ってました。

21:50 新しいテレビ番組Sherlockをソファーに寝転がって見ていたときのことでした。軽いプチっという感じと共に、突然生温かい感触が。ん?もしや・・・。う~ん、トイレに行ってみる?でもテレビいいとこだし・・・。なんて思ったのを今でも覚えてます。笑。結局そのままトイレに行き、チョロチョロと出続ける水分に破水だ・・・と確認。Hubbieに伝えると2人とも一気に緊張モード。

私はそのまま病院のDelivery Suiteに電話、破水したことを伝え、病院にも早めに行くようにと医師に言われていることを伝えました(車がないため)。前回定期健診で行なったBeta-Strepの検査結果が分からず、病院の折り返し電話を待つことに。もし陽性だった場合には胎児への感染確率が増えるため、なるべく早く病院へ向かう必要があります。その後、結局次の日の18日に38週検診でドクターに会う予定だったこともあってか、病院では結果が見つからず、結局は用意が出来次第、病院にきてください、と言われました。

いつ産まれておかしくない、と分かっていたはずなのに、いざ現実になると突然なんだかナーバスになってしまい、かばんに必要と思われるものを最後パッキングしているときは手が震えてしまいました。

運良く日曜日だったのもあり、Hubbie母が早急に市街まで来てくれて、車で病院まで連れて行ってくれました。

23:30 病院到着。

陣痛もまだ来てなかったので、Hubbie母にはとりあえず我が家で待機してもらうべく、帰ってもらいました。その後陣痛が自然に来なかったら翌朝を待ってドクターに相談して、誘導する可能性もある、などの説明を受けました。Hubbie用のソファーベッドを出したりして、病院で落ち着いて間もなく、手の甲に局所麻酔作用のあるパッチを貼られ、その後点滴の管を挿入をしに当直のドクターがやってきました。Beta-Strepの感染予防のためのペニシリン投与をして(この後結果が陰性と分かったので1回の投与で終了)、後は朝の出産に向けてしっかり休むように、と言われ、ナースは部屋を後にしました。

その後間もなく、生理痛のような痛みが出始め、こちらで言うshow(出血)がありました。その頃の痛みは7分間隔でした。
あ、そうだ、と思い、HubbieのiPadを貸してもらい、TENSのキャンセルメールをしました。
TENSもなし、大好きなスパバスも破水してしまったのでなし。まだ陣痛も始まっていないのにもう2つもオプションがないのか、とちょっとブルーに。

シドニーに来た頃から、付き合っている人はいなかったものの、PMS、生理痛などの軽減のためにピルを服用していた私。そしてピルを中止した直後に妊娠。なので、何年間も重い生理痛すらしばらくなかった私にとっては、今後のイベントはちょっとした恐怖でした。

10月18日(月)
02:00 陣痛は5分間隔。痛みは徐々に強くなり、横になっていても寝られない感じでした。

03:30 陣痛は3~4分間隔に。まだ大丈夫、耐えられる。でも辛い。バウンスボールに乗っかって、上下に動いたり、骨盤を円を書くように動かしたり。これはだいぶ痛みを軽減できた気がします。その日は昼寝もせずに忙しく過ごしたのもあって痛いのに眠気も襲ってきて、ベットの縁に枕を置いたりして何とか休むように努めました。

この頃、ナースコールを押してPanadeine Forteをもらいました。(パラセタモールとコデインの合剤)

その後痛みはどんどん増し、気分を少しでも紛らすために部屋の中をぐるぐる歩き回ったり、リラックスグッズをかばんから出したり。アロマスプレー、リップクリーム、サーモに入れて持っていった氷水、スポーツドリンク。その他にも長期戦となったときのために、とゼリーやHubbie用のハム、パンなども持って入りました。この頃、お腹が空いた気がしてゼリーを食べました。陣痛が来るたびに羊水が出てくるので、トイレへの行き来も頻繁でした。

早朝。この頃から時間がちょっと曖昧です。
痛みが急激に辛くなり、思わずウ~ンとか、痛いとか、うなり声が出るように。その中でもHubbieは就寝中。笑。でも何をしても痛みが遠のかないことに、何をしたら良いのか分からなくなり、もう我慢できない、と思い、起きてもらいました。正直なところ、やっぱりマッサージの仕方はイマイチでした(笑)が、そばにいてくれるというのはとても大きな支えでした。

もうダメだ、と思ったのは、トイレに行きたい気がして座ったものの、それによって赤ちゃんが重力で下がってくるのもあってか激痛が伴い、座っている事もままならず、そのままバスタブの縁につかまったまま動けなくなってしまいました。次から次へと襲ってくる痛みに冷や汗がダラダラ、バスタブの中へボタボタと落ちました。痛みをどうにかして軽くしたくて、足を曲げたり伸ばしたり。でも腕はガクガクしてしまうし、どうにもなりませんでした。痛みのためか、嘔吐も数回。

そこでHubbieにもうダメ、Epiduralするって伝えてほしい。と伝えました。ナースコールを押しにいくのも嫌でした。笑。
助産婦さんが見に来てくれて、内診をするのでベッドに横になってほしいと言われても、バスルームからの数歩が永遠の距離に感じ、意識が朦朧としました。助産婦さんにもだいぶ体力を消耗したように見えたようでした。内診の結果、子宮口は3,4センチ開いているとのこと。意識が朦朧としながらも、え、まじ?というのが正直な感想でした。笑。そして、迷わずもう一度Epiduralをお願いしました。マタニティークラスで言われたこと、それは陣痛とは1時間ごとの自分と付き合うこと、その1時間の自分の様子、その1時間後はそのまま行けそうか、それとも助けが必要そうか、そういうふうに判断して、自分にプレッシャーは与えないようにすること、ということでした。出産の経験はそれぞれ。何が正しいか、間違っているか、などは一切ない。自分と赤ちゃんにとっての最善策を考えること。子宮口3,4センチ、そしてこの痛み。誰が何を思おうと、自分にはこれ以上無理である、助けが必要である、私が出した簡単な結論でした。

目も開けてられず、冷や汗も止まらないので、とりあえず笑気ガスを勧められ、麻酔科医が来るまでの間ということで吸い始めました。最初は吸い方が分からず戸惑いましたが、助産婦さんが教えてくれました。吸い始めてすぐに痛みが軽減することが(というか痛みの度合いは変わらないけれど、痛みをを感じる「時間」が半減した気がした)分かったものの、一緒に意識が遠のく感じと吐き気が襲ってきました。それでも痛みが軽くなるので吸い続けました。笑。

その後、間もなくして麻酔科医登場。彼女の立場からして、副作用やリスクなどを再確認したいのは重々承知していたものの、あまりの痛みに返事をしながら多分かなり目つきが悪かったかも。笑。話を聞いている間はガスも吸えないし、痛みは襲ってくるし。結局はもう耐えられない、と思い、一言謝って話の途中ながらガス吸入に戻りました。

Epiduralは基本的に背骨の間と間に細い針を通すので、後々神経などに障害などを起こさないようにジッとしていることがとても大切です。ガスを吸っていながらも痛みは襲ってくるし、私の場合は同時に意識も遠のくので、ジッと座っているのは至難の業でした。助産婦、Hubbie、麻酔科医に支えられ、励まされ、何とか無事に管挿入、投与開始。ちなみにちょっとチクッとする、とか変な感じがする、とか言われるもの、陣痛に比べれば何もかも感じないに等しいぐらいでした。

つづく。

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