Thursday 28 October 2010

出産の記録。(2)

10月18日(月)
Epiduralが無事に効き始めて、陣痛の波が来るのは自分の子宮が収縮している(カチカチに硬くなる)ので分かるものの、痛みがほぼなかったのでとても楽になりました。お腹には赤ちゃんの心音をモニターするのと、子宮の収縮をモニターするベルトが2本付けられました。ここで初めて久しぶりに赤ちゃんの心音を聞き、あ~、もうすぐ会えるんだ、と前向きな気持ちになれました。やはり吐き気との戦いとなりましたが、痛みとの格闘がなくなっただけ、気分は楽でした。助産婦さんには出産に向けてできるだけ眠るようにと言われましたが、無理だったので目を閉じて休むようにしました。

09:30 陣痛の波はどんどん強くなっていきました。自分が耐えられないと思ったときの数値(単位不明)は40台だったのに、この頃には最高で120近くまで行くように。改めてEpiduralにして良かったと思った瞬間でした。笑。順調に波が来ているので、このまま行けば、11:30頃には赤ちゃんに会えるわよ、と助産婦さんに言われ、とても嬉しかったです。

この頃には前日に連絡を取っていた日本の母も、飛行機の便を変更して19日の朝にはシドニーに到着してくれることに。突然のことだったので、あまり期待もしていなかった分、嬉しかったです。

11:00 助産婦さん、再び登場。もう出産、という雰囲気だったので、内診で最終確認。子宮口は10センチまで開いていました。それなのに、突然陣痛の波が内診をした瞬間ストップ!これには皆びっくり。そして私はガッカリ。これではいけない、と結局Epiduralの投与量を減らして、また波が戻ってくるのを待つことに。

この時間は結構辛かったです。陣痛は間もなく戻ってきましたが、イキみたいほどではありません。ベッドの中にいて、痛みを逃す術というのがないので、うなるしかありませんでした。この頃にはリップクリームを塗ってはいましたが、唇の皮は3回ほど剥けていた気がします。笑。それぐらい喉はカラカラでしたが、水を飲むだけでも吐いてしまっていたので、辛かったです。そして波の数値は50台を行ったり来たりするものの、前回のように強い収縮がないといけないのかと最初は勘違いをしていて、不安な気持ちでいっぱいになりました。でも、イキみたい感じになれば良いそうで、それは間もなくしてやってきました。

13:30 良い波がまた来ているとのことで、再度Epiuduralの量を減らし、ドクターを待たずに助産婦さんの指導のもと、Push開始。Pushできることが、こんなにも気持ちの良いものなのか、と思いました。痛みをいきみに変えられることで痛みを感じないような、変な感じでした。Hubbie、このときは助産婦さんと共に本当によくやってくれました。本人は多分そこまでやるつもりもなかったのかもしれませんが、助産婦さんに押されて(笑)た感じですかね。助産婦さんとほぼ同じ介助をしてくれました。

ドクターが到着する頃には頭が出てくるのみに、というのが助産婦さんのプランだったようですが、どうも頭が下りてこない・・・。いきむときに一緒に助産婦さんが頭の回転を手助けしてくれましたが、どうもうまく行きませんでした。ここで助産婦さんはドクターに連絡してすぐに来てもらうからね、と部屋を後にしました。不安があったか、というと全くそういうのはありませんでした。何が起こっているか逐一教えてくれたし、赤ちゃんの状態も把握していたので安心して任せることができていました。

14:10 ドクター登場。内診をしてその結果、吸引分娩することになりました。赤ちゃんの心音も安定していて心配ない状態だが、産道に長い時間いることで頭が浮腫んできてしまっていること、うまく頭の回転ができなくて引っかかっているので吸引をして助けてあげる、それでもうまく行かない場合は鉗子を用いるからね、とのことでした。

いきみと共に、ドクターが赤ちゃんの頭をゆっくりと引っ張っているのが分かり、あ~いよいよだ!と思いました。ドクターにEpi-noは使用していたかと聞かれ、1週間弱だけだけど、使ってみました。と話すと、じゃ~このまま行ってみよう。ということに。

14:25 赤ちゃん、誕生。
うれし涙でも出るかと思いましたが、ホッとすると共に、お腹の上に乗せてもらった赤ちゃんを見たら嬉しくて、私もHubbieも笑顔で一杯だった気がします。そこで一言、ドクターのお嬢さんもお誕生日だとか。25歳でロンドンにいるそうです。お誕生日プレゼントには送金をしたそうです。笑。出産の現場でそんな会話を普通にしていると想像するとおかしい感じもしますが。笑。

その後Hubbieにへその緒を切ってもらい、しばらくSkin to skinでカンガルーケア。最初にオギャーと泣いただけで、その後は疲れていたのか、私の上でウトウトしているようでした。その後初乳を飲ませ、私は会陰切開はしなかったものの縫う処置が必要だったので(それでも2nd degree tearで済みました。Epi-noのおかげでしょうか?)、処置をしてもらい、その後Hubbie母を呼び入れて、HubbieとHubbie母と助産婦さんは赤ちゃんの検査に部屋を出て行きました。

3326グラム、49.5センチ、頭囲36センチの元気な男の子でした。
名前は色々悩みましたが、出産1週間前に出てきた英語・日本語ともに似ていて、呼べる名前をHubbieと2人で産まれてきた子の顔を見て決めました。もう1つ候補に上がってた名前は、ドクターの提案で2人目も男の子だった場合にとっておくことになりました。笑。ミドルネームは、Hubbieが慕っていた亡き義祖父の名前を。

後にドクターと助産婦さんに、頭囲36センチでは、多分白人女性(要するに骨盤がもっと広い人種)でも出産は大変だったと思う。よく頑張った。と言ってくれました。我が子は後ろに頭が出っ張ってます。笑。私が赤ちゃんの時もそうだったようなので(頭囲は普通でしたが・・・)、これは私に似たかしら。出産した日に赤ちゃんのサイズ最終確認の超音波を念のために予約する予定だったので、もう一度体内の赤ちゃんに会える♪と楽しみにしていましたが、実際の赤ちゃんに会うことができました☆

 (Photo taken by our dear friend Ben Mok)
生後2日目(正式には24時間ちょっと)の我が子。

Welcome to our family, little boy :)


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