昨日は仕事の後、Hubbieと待ち合わせをして、自分が出産をする予定の病院で行なわれるマタニティークラスに参加してきました。4回分で300ドル。どんなか興味深々でしたが、昨晩は初日とあって、自己紹介、陣痛について、医師・助産婦・パートナーの役割について、自然出産について、各々の痛み止めについて、出産のビデオ、病院内のツアーなどがメインに行なわれました。呼吸法について教えてくれるのかと思いきや、そういう教育はもう行なっていないとの事でした。これはちょっと意外だったな。
小さなクラスは9組のカップルで満員でした。皆10月、11月出産予定の人たちでした。母子で参加しているお2人以外は皆夫婦。日本ではどれ位の率で夫婦が一緒に出席するものなのか、できるものなのか、知らないのですが、やっぱりこういう環境で出産できることは、何だか恵まれている気がしました。クラス進行をする助産婦さんが言うには少し前までは、やっぱり男性が出産に立ち会うというのは稀だったようですよ。でも現在はパートナーは出産に当たって精神的な大きな支えとして無くてはならない存在になっている、と言っていました。
あとふ~んと思ったのは、この病院で出産する8割の女性は無痛分娩(Epidural)を最終的には選択する、ということ。お隣のPublicで出産する人はその逆で自然分娩をする人が多いようです。麻酔をするに当たっての、麻酔科医と薬剤の出費の問題だけでもない気もしますが、自然分娩をしようと今まで普通に考えていた私にとっては意外な事実でした。最終的には健康的な赤ちゃんを出産し、母子共に健康であることが第一の目標です、と言う助産婦さんの言葉にそうよね、と思いながら、自然分娩で行くこととして、どうしても長くかかりそうだったりする場合には助産婦さんとドクターなどの助言も含めて、無痛分娩などの色々な手段があるんだ、と分かったことは、自分の中で膨らんでいくちょっとした恐怖に歯止めがかかったような気もして良かったです。
ちょっとした休憩中にサンドイッチ、ケーキなどをいただき、その後は病院の施設を見て周りました。あまり大きくないんだな~、というのが正直な感想。日本で言ういわゆるLDRと言うのかな?が6部屋。出産に対応して形の変わるベッド、パートナー用のソファーベッド、CDプレーヤー、壁に取り付けられた大きいテレビ(Foxtel)、まあまあな大きさのジャグジー付きバスタブ・シャワー(この病院での水中出産はできません)、トイレ、赤ちゃんが産まれた後に蘇生したり、異常がないかチェックするための赤ちゃん用の診察台が部屋に備えられてありました。私たちが見て周ったときは、誰も出産中(笑)ではありませんでした。
出産後は問題がなければすぐに赤ちゃんはお母さんの胸の上に乗せ、いわゆるカンガルーケア、その後パートナーに臍の緒を切ってもらい、そして部屋の中で唯一できない体重測定は必ずパートナーが赤ちゃんに付き添うことが決められているそうです。
その後はSpecial Careというエリアに行きました。出産後少し助けが必要な赤ちゃんが滞在する部屋です。保育器に入っている赤ちゃん1人と、要観察の赤ちゃん1人。32週前後・未満で産まれた赤ちゃんはここではなく、Publicと共同のNICUで面倒を見てもらうこととなるそうです。
その後はPost-natal wardへ。出産が終わってその後退院までを過ごす病棟です。部屋は決して広くはありませんが、トイレにシャワー、ダブルベッド、同じく大きなテレビに、電話、冷蔵庫、と言った感じでした。母子同室が前提との事。そして、とても混雑している場合には2人部屋になる可能性もあるが、1晩だけのはずだ、とのことでした。そして出産後の経過が良い母子は、提携している海辺のホテルで退院までの日々を過ごすことも可能。助産婦さんが付いてちゃんと授乳指導などもしてくれるそうです。これは全て保険会社がカバーしてくれるそうで、なぜかと言うとホテル1泊よりも病院1泊の方がよっぽど高いからだそうです。保険会社にとっても、病院にとっても、患者さんにとっても良い、ということなのかな。
その後はまた部屋に戻り、また参加型の講義を。計3時間。仕事の後と言うこともあり、と~っても疲れました。帰宅後すぐにテレビの前で寝てしまいました。笑。
来週は出産における医療介入についてなどの話が行なわれるようです。
昨晩は同僚にon-callをお願いしてしまいましたが、とても静かな夜だったとの事、良かったです。今夜もそうであることを祈ります☆
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